ルービックキューブの裏ワザ・テクニック集
手順を丸暗記する前に知っておくと効くことがあります。どれも派手ではありませんが、確実に手数と迷いが減ります。
記号の読み方
手順は6つの面の頭文字で書きます。U は上面、D は下面、R は右面、L は左面、F は正面、B は背面です。
- R … 右面をその面から見て時計回りに90°
- R' … 同じ面を反時計回りに90°(アポストロフィは逆回し)
- R2 … 同じ面を180°(向きは関係ありません)
- 2R … 4×4で、右から2列目だけを回す
「その面から見て」が肝心です。R を回すときは右面を正面に見た向きで時計回り、L なら左面を正面に見た向きで時計回りになります。左右で回す向きが逆に見えるのはこのためです。
中央の色は動かない
いちばん役に立つのに、いちばん見落とされている事実です。3×3の中央1マスは、どれだけ回しても他の中央と入れ替わりません。白の中央がある面が、完成時に白になる面です。
つまり、どの面を何色に揃えるかは、始める前から決まっています。「白を上に」と言われるのは、白い中央が上にある向きに持て、という意味です。角や辺をどこへ運ぶべきかは、中央を見れば必ず分かります。
向かい合う色も固定されています。白の裏は黄、赤の裏はオレンジ、緑の裏は青。ですから、白と黄が同じ角にあるピースは存在しません。もし見えたら、それは色の見間違いです。
崩れて見えても戻る
同じ手順をくり返すと、必ずいつか元に戻ります。これは偶然ではなく、有限回で必ず一巡するという性質です。
R U R' U'
6回で完全に元へ戻ります。
揃ったキューブでこれを試すと、途中は大きく崩れて不安になりますが、6回目でぴたりと戻ります。手順の途中で崩れて見えることを恐れなくてよい、という感覚が身につきます。
3点交換を1つ覚える
終盤で残るのは、たいてい「3つのピースが輪になってずれている」状態です。これを直す手順を1つ覚えておくと、最後の詰めがぐっと楽になります。
U R U' L' U R' U' L
3回くり返すと元に戻ります。つまり、かけすぎても3回で必ず復旧できます。
この手順は角3つだけを動かし、他のピースには触れません。位置が合わなければ、上面を回して向きを変えてからかけ直します。
回す前に見る
- 手を止めて、次に動かすピースがどこへ行くべきかを先に決める。回しながら考えると、ほぼ確実に往復します
- 持ち替えない。手順の説明は特定の持ち方を前提にしています。途中で持ち替えると、R と L が入れ替わって崩れます
- 1面だけ揃えて満足しない。1面だけ揃えても側面が揃っていなければ、次の段階でその面を崩すことになります。最初から1段目(面+側面)で考えます
速くしたいなら
手順を覚えたあとで速さを求めるなら、効くのは指の速さではなく、次を探す時間です。上級者は、いまの手順を回しながら次に動かすピースを目で追っています。
そのためには、手順を考えずに回せる状態まで練習することが先です。手が勝手に動くようになって初めて、目が次を探せます。